ストリートから世界へ その8
「無名の新人、無舞現る」
さてさて、ストリートで売りまくった資金で、
自主レーベル(レコード会社)をつくり全国へ展開を繰り広げていきます。
サウンドレコードとゆう雑誌などで、CDの原盤をプレスする会社をまず探しました、
今みたいにネット環境はなく、本で直に電話して聞くスタンスでさがしました、
自主レーベルや販売CDを作ることは簡単なですが、それをディストリビューターに乗せて、全国の情報誌に乗せるには、ある程度レーベルを管理してくれる会社じゃないと出来ないとわかりました。
大きなレコード会社に所属してない分、販売経路がない
ここは自分たちで切り開くことになりました。
ストリートで売りまくった第一作「無舞」
まずはこれを超える音楽を作らなきゃいけない、苦闘の日々が続きます。
日本らしくお琴や尺八横笛など入れて、和トランスを構築させていきます、
風林火山のイメージ、静なる林の音や、山のような音、侍の合戦など頭の中の想像上の音を形にすること、インスピレーションと何度も作り直し繰り返す。センスと努力、突拍子もない発想を音楽波形に刻んでいく。
何日も何日も音と向き合って、完成
とんでもないCDができた。
「独立国 無舞」どこの分野にも入れられないようなオリジナルのスタイル
くそかっこいい。
後はCDのデザイン制作、BUBUレコードNO2などと作りこみ、CD制作会社に販売用CDを注文しました。
打合せの段階でかなり自分たちに興味を持って頂き
それをその時働いていたCD制作会社の藤本くんが手伝ってくれることになりました。
普通はやらないが、カッコいい音楽だから個人的に協力してくれました。すごいね
先ず渋谷や吉祥寺駅、横浜で演奏、沢山のお客様が溜まったところでお客様に
「すいません、このまま無舞でレコード店でCD予約してください。ご協力お願いします。」と
お客様「注文してくるよ」て一度に何十人もの予約をしてきてもらいます。
レコード店側は何にも情報がないやつら(無舞)というグループが予約が入りまくる。
という現象を各レコード店で作りました。
もちろん名古屋もね。
当時のHMVさんやタワーレコードさんは何がなんやら分からず予約を取ってたと思います。
その半月後ようやくCD店向けの情報誌の隅っこで無舞のCDが掲載ですよ。
毎月物凄い量の新作CDやアーティストが出ている(昔の電話帳や辞書クラス)その中で探してもらうのは、森で迷子にるかのようです。
だから売れるものと、大手企業のバックアップのCDしか前に出てきません。
その中で「こいつら」かってなるんです。
そして即座に視聴用CDと販促GOODSを持ってアポなしで、レコード店に丁髷とキツネのお面が登場!!!!
こんなん来たらお店の人、話聞くでしょう!!
「無舞です、はじめまして。ぜひCD聞いてみてください」
「三味線で和のトランスミュージック?すごいね」
各レコード店の店長にも聞いて頂きました。
レコード店「ストリートで演奏してるから、注文が多いわけだ。」
作戦通りです!!
無名の新人音楽の無舞を売り込みに大成功でした。
その後も広がる予約で、
なんと
新人で
自主レコード会社(有名レコード会社の後押しもなく)
無舞専門の巨大コーナーを作って頂きました。
新人なのに視聴コーナーもあり
これは奇跡
レコード店が自主的に特設コーナーを作ってくれました。
いやーー超有名アーティストと隣りどうしですよ、無名の新人が!!嬉しかったね、相棒とガッチリ握手して喜んだの覚えてるよ。
その後全国から注文が入ります。
今はそのCDプレミアムで高く取引されてます。
次回 無舞快進撃
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