ストリートから世界へ その18
半年掛かりで、プロデューサーが私を押して押しておしまくって頂いたおかげで、
なんと路上アーティストの私がテレビCM出演が決定しました。
無舞じゃない、沖田がCMですよ!!!!!
驚きと嬉しさが入り混じって、嘘のようでした。
しかしながら課題も多い。
出演と曲提供の二本柱、さてさてどうする。
金子さんとのスペシャルな出会いもあり、曲はつくりつつありますが、まだ完成してないので自分の力量のみで勝負になります。
とりあえず
プロデューサー「沖田さんCM決まりましたよ。」
「何曲か作ってきてください。」
私 「わかりました。」
即興で弾けるものと、15秒のトラックを作る。
20曲くらいを1週間で作って、いざ金沢へ
緊張しまくりでした。
初めての金沢のスタジオ
プロデューサーとは面識がなく、メールと電話だけでしたが会ってみると「ああ、あの時の路上の時に声かけて頂いた方ですね」
プロデューサー「あの日たまたま名古屋で打ち合わせで、移動中に沖田さんを見かけて、コレダと思ったんですよ」
て本当に実現するとは思いもしませんでした。
そんな奇跡的な状況で始まったスタジオ録音「はじめます。」
スタジオにたくさんのスポンサーさんが訪れる。
私はマイクと三味線と楽曲を持って、録音室へ
緊張しまくりです。
プロデューサー「沖田さん先ずは、ナンパターンかトラックと三味線弾いて下さい。」
私「ハイ。」
先ずはいつも路上でやってる曲を短く弾く
プロデューサー「今度は明るい感じで、派手な奴お願いします」
私「はい」
プロデューサー「もう何テイクかおねがいします。」
私「ハイ」
て窓の抜こう側が真剣で、何か討論している、、、大丈夫か。
俺
プロデューサー「沖田さんもう一回お願いします。」
プロデューサー「今度は声も付けてください」
プロデューサー「もう一回違いパターンで」
プロデューサー「三味線だけでもう一回」
プロデューサー「もう一回行きましょうか」
て1日で何曲も制作と即興録音
プロデューサー「沖田さん今回、3部作でCM制作するので、もう何パターンかお願いします」
へっ1つじゃないの?3パターンのCMて、すごいじゃん。
でも緊張するわ。
緊迫する窓の向こう側の世界を、見ながらの演奏
今までの人生で1番緊張してる。
初めてのストリートライブ、6000人の前でのライブ、スピッツとのライブ
緊張の感じがすさまじいい、そろそろ限界に来ていた。
プロデューサーの緊張の一言「沖田さんオーケーです。良いの撮れました」
さーーーーーーーと緊張の糸がほぐれる。
なんでか録音室の小窓から見える世界が恐ろしかったね。
緊張した、
良かった。
初日はスタジオ録音
ホテルで死んだように寝ました。
2日目は映像を撮るために、いろんな場所に移動。
先ずは滝バージョン
金沢の霊峰白山で撮影開始、
自前で用意して各種着物を羽織、プロデューサー見せる
今回はこいのぼりの着物で行きましょう。
撮影の機材車が来ました、しかも監督やらで20人くらいのスタッフ。
この撮影の本気度が伝わるでしょうか?
バスから機材やカメラなんかを沢山用意して、いよいよ撮影。
演奏はしてる感じで良いので、この辺に立って演奏お願いします。
と映画のような絵コンテを見せてもらい。
スタンバイ
音楽機材から昨日録音した音が流れてくる。
プロデューサー「この岩がいいね」
岩場で結構ぎりぎりまで攻めて撮影開始
今度は滑り落ちないか緊張
手元、足元、表情をナンパターンか撮影
プロデューサーも滝つぼから「沖田さーんオーケーです。」
終わった。
次のパターン取りに行きましょう。
次回CM撮影第2段
只今、ストリートから世界へ18話です。第1話から始まりまだまだ続いております。
1週間に1回、不定期に更新中です。
0コメント