ストリートから世界へ その10
ライブは順調に入って来ました。
ストリートで宣伝活動しつつ、CLUBでの活動
基本的に歌がないので、ダンスミュージックとゆうか、無機質なデジタル音に
生三味線が乗り込むわけだが、デジタルの音はズレないんです。
「デジタルダンスミュージックと生三味線」
ここで私のスランプが始まります。
打ち込みの音楽の正確さに、自由気ままな三味線ではどうしてもズレがでてしまう。
今までは自由自在を掲げてやっておりましたが、演奏中興奮するし動き回るし
で、ズレてしまいます。
ストリートでやってるくらいなら良いのですが、箱(会場)が大きくなればなるほど、
気になってしまう。
三味線の構造もいろいろDIYして、ストラップの長さや、重心なんかも調整して弾きやすく動きやすいスタイルを求めていく。
このころの三味線も、アコースティックギターにつけるマイクをつけて演奏
これも専用じゃないのでDIY
会場での音がキーーーンてハウリング起こして調整も手間取ってたな。
大きい会場だとハウリングを止めると、三味線らしい音がなくなって金属音みたいになったり、エレクトロミュージックと融合させると存在が消えてしまったり。
幾度も失敗を重ねて、経験しました。
その当時いろんな三味線の音や、正確無機質なデジタルサウンドに悩んで、
三味線が弾けなくなったことがありました。
気分も上がらないからお客さんも乗らない。
負の連鎖
どうしようもない状態でステージに上がることが出来ず、相方に「リズムがとれない」
と相談しました。
海江田君「休めばいいよ」
「ありがとう」気持ちに余裕が出来ました。
海江田君には何度の救われております、例えば私が「高音の早弾きが出来ない」というと、
「ある有名ミュージシャンで、ギターのフレットにココは弾きません!!と書いて演奏してる人いるよ」とか教えてくれたりしてそっとサポート
無茶苦茶に生きていたので安定した感情の海江田君のおかげで、音楽活動が続けられたと思います。
と音楽制作の方に気持ちを切り替えていきました。
1週間ぐらい休んだと思います。
家でメトロノームをすごく遅く鳴らして
ひたすら弾く演奏を練習してたことを思い出します。
正確無機質なデジタルサウンドと生身の演奏
ある意味戦いでもありました。
次回 沖田復活
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